EMC技術解説を更新しました。<フェライトコア関連>

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28. EMCフェライトコア、機器・装置のフレームグランド(GND)に嵌める!

フェライトコアに関しては当ホームページ“EMCノイズ対策部品のフェライトコア。EMI対策の定石?”の中でも触れていますが、そのEMI低減のメカニズムについて、電磁界シミュレータ(CST Studio Suite LE)を使って検証してみました。

EMC技術解説を更新しました。<ESD関連>

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27. ESD試験時の2次放電発生の予見・・・simで確認。これが不具合原因!

当ホームページのコンサルブログの記事、“サージ関連試験での不具合対策は試験パルス印加による2次放電発生も勘案して”や“ESD試験(IEC61000-4-2)対策に関する技術資料”のテキストPart-Iの中で2次的放電に関する解説をしておりますが、ESDガンの印加による機器内での2次放電発生の可能性について電磁界Sim(CST Studio Suite LE)を使って検討してみました。

EMC技術解説を更新しました。<EMCコモンモード電流関連>

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26.EMCコモンモード電流は ・・・結局イメージか?

EMC関連の記事の著者やセミナー講師の方々は、EMCコモンモードは測定することはできないと述べられていますが、シミュレーションによってもEMCコモンモードを評価できないということからEMCコモンモードは存在しないと考えるべきかと思います。勿論、SPICE等の回路シミュレータでも扱うことはできません。

以上のことから、EMCコモンモードはEMCの現象を回路学的な扱いの中からそのように見え、上手く説明が付くものとして作られたイメージではないかと思われます。

EMC技術解説を更新しました。<リターン電流関連>

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25.これがグラウンド(GND)を流れるリターン電流!

電磁界Simの結果から、HotラインとGNDラインの電流は信号源側から逆平行の状態で負荷側に向かって移動していくのであって、EMC関連の書籍等で説明されているGNDパターンでのリターン(戻りのイメージ)で流れているのではないことが分かります。

2023年年末/2024年年始のご挨拶でございます。

2023年の年末に際し、当サイトにご訪問頂いた皆様、ありがとうございました。

更に、2024年も宜しくお願い申し上げます。

2023年中、当ウエブサイトは海外を含め、5800回以上のアクセスを頂きました。とてもありがたく思っております。2024年も新たな記事を掲載して参ります。ご期待下さい。

因みに、2023年中に多数の閲覧を頂いた記事をご紹介しますと、

第3位 “18. 1点接地と多点接地、何が違う?” (2023年2月掲載)

第2位 “16. GND-Via その配置間隔にルールは無い” (2022年10月掲載)

そして

第1位 “14. 電磁波における遠方界と近傍界。EMC対策では重要です。”(2022年6月掲載)

でした。

特に第1位は、2,3位を2倍以上上回るダントツのアクセスを頂きました。

一方、2023年中に当社と実際にお取引・お付き合いを頂きました法人の皆様、本当にありがとうございました。コロナ禍後、当方も展示会等に積極的に足を運ぶようになりEMC関連、高周波技術関連の方々と多くのお話の機会を得ることができました。2024年は更に積極的にリアルの関連イベント(関東方面)に参加していきたいと考えております。

EMC技術解説を更新しました。

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24. フレームグラウンドにノイズ電流ッ!、、、普通に流れます。

グランド、特に電子機器・装置で接地されたフレーム(シャーシ)におけるノイズ電流の流れ方に関して、多くのEMC関連書籍や業界誌等ではよく目にするモデルを使ってコモンモード電流として流れることを解説しています。当ホームページにおいても技術解説、“19. グラウンドループ➡ノイズ放射・・・過剰な妄想かも!”の中でも当方の独自の視点で説明してきましたが、もう少し深堀してみます。

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23. 回路基板のデジアナ分離・・・GNDパターンは、、、

EMC設計を考慮した回路基板のA/W設計(配線パターン設計)を解説している記事はとてもたくさんありますが、その中でデジタル回路とアナログ回路との分離の方法としてGNDパターンでの分離について述べているものがあります。イメージとしてデジタルGNDとアナログGNDに分離・分割してパターニングするのがよいようにも見えますが、私の現役時代のA/W設計の経験から、“GNDパターンを分離することは厳禁”と考えております。GND分離は絶対にやってはいけないのです。

EMC技術解説を更新しました。

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 22. EMC対策、グラウンド(GND)に関わるイメージに要注意!

当ホームページでは、“”EMC設計はGND強化!“ って~なんの強化なの?”、““GNDが揺れている”、って何ッ?“などで、EMC対策の現場の担当者が困った末に行き着く、分かったようで、よく分からないGNDに関係する考え方について解説してきました。よく分からない”とは、“では具体的にどうすればいいのか?”が思いつかない、という意味であって、現場の担当者はノイズという何かザワザワしたイメージから上記のような考え方を思い描いていたのかもしれません。

コンサルブログを更新しました。

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“MBDの活用 ・・・➡現象のメカニズム理解・スキル向上の活動に”

現場のEMC対策を経験してきて、強く感じたことは“現場のEMC担当者が理解できるレベルの範囲でしかその対策はできない”、ということです。やはり、真のEMC設計・対策を実践することは、“その各担当者の理解力・スキルを向上させること”、なのです。MBDを適用させていくことは、担当者レベルで行えるので、各担当者の理解力・スキルを向上させる活動となるのです。

EMC技術解説を更新しました。

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”21. 機器・装置間の接続ケーブル・・・シールド線(GND)は両端接続が基本!”

機器間又は装置間をケーブル接続した状態でのノイズ放射リスクに関して、グランドループ(コモンモード)のモデルを使ってその回避方法についてはEMC関連の業界誌やセミナー等の中で紹介されています。しかしながら、当社の解釈の仕方としては、当ホームページの記事でも紹介していますが、やはり少し違うのではないかと考えております。