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EMC技術解説を更新しました。<GND・リターン電流>
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34.ベタGNDの2点間を流れる電流は最短距離、は間違い。
EMC関係の一部のセミナーや記事等では、ベタグラウンド(GND)に流れる電流について、直流や低周波では最短距離で電流が流れ、高周波ではHot側の配線に沿って流れるとか、またはその逆に高周波でこそ最短距離で電流が流れるといったことが語られており、本当はどうなのかについて検討してみました。
コンサルブログを更新しました。<ESD関連、昔は見世物?>
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日本人初のESDを体現? 平賀源内のエレキテル
江戸時代の人々にとってESDによる火花放電は見世物にもなるくらいだったので、珍しい光(閃光)であって、通常生活ではなかなかお目にかかることがない現象だったのかもしれません。そのうえ医療器具としても使えると考えたようなので、縁起かつぎや邪気を払う目的で“切り火”を使って火花を見ていた人々にとって、雷は嫌いでも小さな火花に対する気持ちは肯定的なものだったのかもしれません。
コンサルブログを更新しました。<EMC設計のDX化>
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EMC設計、“勘と経験”はDXの障害になっているかも・・・
モノ作りの現場は人手不足・技術者不足になりつつあるでしょう。よりスムーズ(時間の無駄なく)にモノ作りを進める上でDXは必要不可欠です。勘と経験での連戦錬磨のEMC対策の技術者が高齢・引退していく状況を憂いている方もいるかも知れませんが、寧ろそういった憂いを切っ掛けにEMC設計のDXに大きく踏み出して頂きたいです。
2024年年末/2025年年始のご挨拶でございます。
2024年の年末に際し、当サイトにご訪問して頂いた皆様、ありがとうございました。
更に、2025年も宜しくお願い申し上げます。
どちらかと言えば地味で、EMC設計情報としては上級者向けの当サイトですが2024年中で1.2万回以上のアクセスを頂きました。とてもありがたく思っております。2025年も新たな記事を掲載して参ります。ご期待下さい。
因みに、2024年中に多数の閲覧を頂いた記事をご紹介しますと、
第3位 “18. 1点接地と多点接地、何が違う?” (2023年2月掲載)
第2位 “16. GND-Via その配置間隔にルールは無い” (2022年10月掲載)
そして
第1位 “14. 電磁波における遠方界と近傍界。EMC対策では重要です。”(2022年6月掲載)
で、2023年と同じ結果でした。
2024年に掲載した記事では、
”25.これがグラウンド(GND)を流れるリターン電流”(2024年1月掲載)
がトップで、全体でも4位でした。
2024年中に当社と実際にお取引・お付き合いを頂きました法人の皆様、本当にありがとうございました。2024年中もEMC、電子機器・部品、半導体関連の展示会に積極的に足を運びまして、多くのメーカー様の方々とお話をする機会を得ることができました。
私が感じた2024年におけるEMC関連の大きな進歩は測定器ではないかと思います。特にスペアナの進化はめざましかったです。この詳細についてはまた別のページに掲載したいと思います。
2025年もお付き合いのほど、宜しくお願い申し上げます。
コンサルブログを更新しました。<EMC設計・配属新人がやるべきこと関連>
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EMC対策、配属新人にとって先ずやるべきことは・・・
当社はPD適用(基礎編・実践編)とSD適用(基礎編・実践編・差動編)をEMC関係の方々に、EMC対策・EMC設計で先ずやるべきこととして紹介しております。ユーザーの方々はSimツールを使ってそれらのノイズ低減効果を体験して頂けます。
EMC技術解説を更新しました。<ESD試験の不具合原因>
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“33. ESD試験で被試験機に不具合発生・・・原因は火花放電の高周波成分➡IC故障“
ESDガンによる被試験機に対する気中放電や、ESDガンでの接触放電でも被試験機内で2次的な火花放電を生じた場合は、その火花放電により試験機内の回路基板のGND電極と各ラインとの間でより大きいdV/dtをもつパルス状のノイズが生じているのではないかと考えております。
EMC技術解説を更新しました。<ESD試験対策関連>
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32. 物理屋が出番?ESDガンの特性はやっぱり物理的
ESD試験(IEC-16000-4-2)で示される放電ガンの電流特性のグラフを観ますと、第2ピークの時間帯は電流変化が比較的小さくなっており、極めて短時間に電力が注入されることによるアーク放電ではないかと思われます。これに対し、第1ピークはグロー放電として発光を伴う火花放電を生じたと考えられます。