1. LTSPICEシミュレータを使ってEMC設計を行う

当社のEMC設計、特にPD適用SD適用に付随しますセミナーではLTSPICEを使って説明致します。特にPD適用につきましてはLTSPICEで電源ラインにおけるEMI対策設計として有用な方法を紹介いたします。

LTSPICEは手軽で比較的操作が簡易なツール(ライセンスフリー)です。必要に応じてですが、未経験の方々にはその操作方法について当方から説明も行えます。そういった方々にはこれを機会にLTSPICEを設計現場のツールとして利用していって頂きたいです。

但し、”SD適用に関しましては、当方としては代用としてLTSPICEを使って説明しますが、もしご依頼者様がIBISモデルを使えるシミュレータをお持ちであれば、できるだけそれに合わせた説明を致します。またお持ちのシミュレータがSignal-Adviser(富士通)でしたら、当方も経験のあるシミュレータですのでSD適用のためのSignal-Adviserの使用方法も説明することができます。

今までは回路図設計段階でEMCに関する情報を見出すことは殆どなかったと思います。実は、回路が十分にEMC設計の検討がされていないと、その後いくらEMC対策を駆使したボードデザインを実施してもEMC課題を解決できない状況に陥ります。すなわち、EMC設計されていない回路に後付けの対策をしても十分な対策効果は出せないのです。

よいEMC設計(特にEMI)は回路図設計段階で既に始まっています。これをSPICE系シミュレータで検討することを当社は強く推奨します。詳細につきましては当社のセミナーでご紹介します。当然のことながらシミュレータの使い方ばかりでは無く、シミュレーション結果のグラフの見方・読み取り方(実はこれが最も重要です。)についても説明いたします。

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